和室は無節で時代は節目
2024.12.09
こんにちは庭山です。
能登半島地震から早一年が経とうとしています。
弊社が請け負う応急修理工事もまだまだ完了しておりませんが、
次々と新たな案件もいただきながら、一日でも早い復旧を目指して全力で取り組んでいます。
地域の皆さまの生活が少しでも早く平穏に戻るよう、引き続き努めてまいります。
12月7日、大安の良き日に「水道町の家」を予定通りお引渡しすることができました。
これはお施主様をはじめ、ご協力いただいた業者の皆さまの支えがあったからこそ。
心から感謝申し上げます。
初めて完成したご自宅に入られたお施主様の驚きと喜びの表情、感動の瞬間を共有できたことは、
私たちにとっても最高に幸せで、すべてが報われる時でもあります。
成長されたお子様と歓喜のハイタッチ。
この家がこれからたくさんの幸せな瞬間を紡ぐ場所になることを予感させます。
あらためて、新築住宅の竣工、おめでとうございます!
そしてこの日は庭山建築事務所の忘年会開催日。
話題はバブル崩壊や携帯電話の普及から30年が経ち、社会は大きな変革を迎えているのではと。
長らく続いたデフレも終わり、ゼロ金利政策に終止符が打たれる中、建築業界にも影響を及ぼす変化が相次いでいます。
建築基準法の大きな改正、コロナ過以降建築コストの約4割上昇といった現実は、従来の考え方を見直す契機。
また、SNSがすべての世代に浸透し、選挙結果にすら影響を与えるほどの影響力を持つようになりました。
同時に、AIや働き方改革、多様性の尊重といった新たな価値観が台頭し、私たちの暮らしや仕事のあり方を見直す動きが広がっている。
これらの変化を考えると、まさに今は「時代の節目」であり、方向転換を図るのに絶好のタイミングです。
住まいづくりを通じて次の世代にどのような価値を届けていけるのかを真剣に考え、行動に移していきたいと思います。
庭山建築事務所としては、この節目をしっかりと捉え、地域に根差しながらも時代に適した新しい提案ができるよう思考は柔軟に。
これからもさらに新潟の発展に貢献しようと語りながら長年共に力を合わせてきた職人集団と夜更かしいたしました。