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パート4 家づくりのポイント
2025.02.22
こんにちは、庭山です。
家づくりは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。
だからこそ、「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、しっかりと準備をすることが大切なのです。
1. 資金計画は慎重に立てる
家づくりで後悔する最初の大きな理由の一つが「予算オーバー」。
理想を追い求めるあまり、気づけば当初の計画よりも大幅に費用が膨らんでしまうことがあります。
【後悔ポイント】
- 想定していた予算を超えてしまい、ローンの負担が大きくなる
- 建物以外の諸費用を見落としていた
- 追加工事やオプションを入れすぎてしまった
【対策】
- 総予算を明確にし、余裕をもたせる(建物費用以外に諸費用や家具・家電の予算も含める)
- 住宅ローンの借入額を慎重に決める(毎月の返済額が無理のない範囲か確認する)
- 優先順位をつける(本当に必要な設備や仕様を見極める)
2. 将来を見据えた「可変性のある間取り」
家族のライフスタイルは年月とともに変化します。 「今」の暮らしに合った間取りだけでなく、「未来」の変化にも対応できる設計 が重要です。
【後悔ポイント】
- 子供が巣立った後に使わない部屋が出来た
- 階段の昇り降りが出来なくなった
- 広い家は掃除が大変
【対策】
- 可動式の間仕切りや建具で、部屋の使い方を変えられるようにする
- 子どもが巣立った後は、趣味や仕事のスペースとして活用できる設計にする
3. 性能(断熱・気密・耐震)を重視する
「見た目が良ければ快適な家になる」というわけではありません。
快適で安全な家づくりには、 断熱・気密・耐震性能 が欠かせません。
【後悔ポイント】
- 新築なら大丈夫と思い断熱・気密性能を考慮せず、冬寒く夏暑い家になった
- 住宅の耐震性を軽視し、不安を感じるようになった
【対策】
- 高断熱・高気密の家を選ぶ(光熱費の削減にもつながる)
- 耐震等級3を確保する(地震に強い家づくりを考える)
- 性能とコストのバランスを考える(安さだけで決めず、ライフサイクルコストも考慮する)
4. 施工会社の選定は慎重に
どんなに素晴らしい設計でも、施工の品質が悪ければ理想の家にはなりません。
信頼できる施工会社を選ぶことが、後悔しない家づくりの大前提です。
【後悔ポイント】
- 価格の安さだけで施工会社を選び、品質に不満が残った
- 工事中の打ち合わせが不十分で、希望と異なる仕上がりになった
- アフターサポートが不十分で、住んでから困ることが多かった
【対策】
- 施工実績や評判を確認する(施工事例を見て品質をチェック)
- 工務店や設計士としっかり打ち合わせをする(不明点は遠慮なく質問する)
- アフターサポートの内容を確認する(保証や定期点検がしっかりしているか)
まとめ
後悔しない家づくりのためには、 資金計画・間取り・性能・施工会社の選定 など、事前にしっかりと準備をすることが大切です。
庭山建築事務所では、お客様の理想の暮らしを叶えるために、 一棟一棟丁寧に家づくりを進めています。
次回は「土地探し」についてお話しします。
どんな土地を選ぶべきか、解説しますので、ぜひご覧ください。